360度カメラ「THETA」の修理

先日、360度カメラ「THETA SC」のレンズを割ってしまい落胆していましたが、タイミングよく『ヤフオク』で故障品の「THETA SC」が3千円で出品されておりました。
レンズユニット部分が動作するのか不明でしたが、3千円ならあきらめもつくかと思い3千円で入札したのですが、他の入札もなく落札できてしまいました。
ラッキー!!

なので、2個1で修理してみました。

左がレンズを壊した方、右が落札したほう

まずは、本体下のシールを剥します。
カッターなどで赤い線の部分に刃を入れて剥します。
シールはシリアルナンバーが印刷されたグレーのシール1枚と透明なシール1枚の2枚構成で少し厚みのあるシールです。

剥すと4個の小さいネジが現れますので、それの2個(USBのコネクタが無いほう)のネジを外します。

次にTHETAの刻印があるほうの(ネジを外した側)のカバーを外します。
下の写真の赤枠のところにツメで引っかかっていますので細いマイナスドライバーか爪を境目の部分に入れて外すと意外と簡単に外れました。

2個とも同じように分解します。
剥したシリアルナンバー記載のシールは、WiFi接続時に使いますので間違えないようにしましょう。

分解したら、とりあえずバッテリーを外しておきます。
バッテリーは両面テープで貼り付けてあるだけです。
ちなみに下の写真はバッテリーを外したところですが、赤丸の部分に見えるのが microSDカードです。
これを交換する事で容量アップもできるみたいです。

次にレンズユニットを外します。
まずはレンズユニット上下のネジ2個を外します。
その後、レンズユニット両側のフレキケーブルを外します。

フレキケーブルが取り付けられた部品は小さくもろいので、外すときは少し注意して外します。
フレキケーブルを抑える黒いストッパー部品を外側に開いて外します。

ストッパーと電極の間にフレキケーブルが挟まっています。
あまり強い力で開くとストッパーを破損してフレキケーブルを挟むことができなくなってしまいます。

ストッパーを開いたらフレキケーブルを取り外すとレンズユニットが外れます。

あとは、レンズユニットを交換して分解と反対の順で組み立てていきます。
フレキケーブルが平たいのと短いので取り付けは結構難しいです。
先の平たいピンセットを使った方がやり易いと思います。
きっちりとコネクタ部分にフレキケーブルを挿入し、黒いストッパーで挟みます。

最後にシールを貼って完成です。

電源を入れて動作確認してみましたが、問題なくレンズユニットは動作しており、なんとか修理完了です。

タイミングよく故障したヤフオクの出品が有って良かった!
メルカリでは起動不良のものが6千円で出品されていた。

どなたか、「THETA SC」のレンズを割ってしまった方。
参考になれば幸いです。